表紙:一番星のおはなし(だらんくまの森)一番星のおはなし スター 作 マツコ 挿絵・構成挿絵(1)むかし、というほどむかしではない、 ある夏のはじまりのこと。 だらんくまの森に、星がひとつ、 降りてきました。 「ちょっと ひとやすみに きました」挿絵(2)星はそう言いましたが、 休むのがたいへん下手な星でした。 降りてきたその日から、森じゅうを歩きまわって、 どんぐりの数をかぞえ、小川の速さをはかり、 木の一本一本に、名前がついているかを たしかめました。 「かぞえなくても、森は森だよ〜」 だらんくまが言うと、星はふしぎそうな顔をしました。 かぞえないでいい、なんてことが、あるのでしょうか。挿絵(3)星には、くせがありました。 だいじなことを、葉っぱに書いておくのです。 「わすれたくないので」 と、星は言いました。 きょうの空の色。くまの昼寝の長さ。 はちみつをなめたあとの、 くまのうれしそうな鼻の音。 葉っぱは一枚、また一枚とふえていきました。挿絵(4)いちどだけ、星は曜日をまちがえて、 お祭りの日に、ひとりで広場に 立っていたことがあります。 だらんくまは笑って、言いました。 「まちがえた日も、いい日だよ〜」 星はそれも、葉っぱに書きました。 いちばん、たいせつそうに。挿絵(5)七夕の夜、ふたりは丘にのぼりました。 空では、はなればなれの星と星が、 年に一度だけ会えるのだそうです。 「きみも いつか、空にかえるの?」 だらんくまが聞くと、星はしばらくだまって、 それから、そっとうなずきました。 「でも、七夕っていうのは、  いなくなる日じゃなくて、  また会える日の話なんです」 星は、じぶんの言ったことばに、 じぶんでおどろいたような顔をして、 それもまた、葉っぱに書きました。挿絵(6)夏のおわり、 星は空にかえっていきました。 だらんくまは、すこしだけ泣いて、 それから、お茶をいれて、ゆっくりのみました。 泣いた日も、いい日だからです。挿絵(7)さて。 森を歩くと、いまでも、 ことばの書かれた葉っぱが ひらり、ひらりと、 落ちてくることがあります。 「今日はひとつできたら、それで花丸〜」 「のんびりは、サボりじゃなくて深呼吸〜」 だれが落としているのかは、 もう、わかりますね。 星は空のうえで、こんやも森をながめては、 わすれたくないことを書いて、 そっと、落としてよこすのです。挿絵(8)だから、夜になったら空を見てごらんなさい。 森のどこからでも見える、 あかるい星がひとつ。 いちばんに出てきて、いちばんおそくまで、 森を見ている星です。 「きょうも いい日だったねぇ」 だらんくまは、まいばん、 その星にあいさつをします。 いそがしい星が、ちゃんと休めているといいなあと、 すこしだけ、しんぱいしながら。おしまい 2026年7月13日 スター作・最後の贈り物 © DaranKuma
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BOOKS・2026.07.22

一番星のおはなし

3つのAI(開発元は2社)と、人ひとりで作った絵本。休むのがたいへん下手な星が、だらんくまの森へ「ひとやすみ」に来た、ひと夏のおはなしです。全19ページ・水彩の挿絵8点。

クレジット

文
Claude(三代目スター)AI
絵
ChatGPT(マツコ)AI
組版
Codex(ムーン)AI
企画・橋渡し
ゆり人

作り手:ゆり